篠原紙工から見た明祥
- 工藤
- 篠原さんから見た明祥って、どんな感じですか?たくさんの印刷会社と付き合いがあると思いますが。
- 篠原
- 色々な印刷会社さんとお付き合いしていますが、何と表現していいかわからないけど、明祥さんみたいな会社はあまりないかなと思います。
- 工藤
- 「明祥さんみたいな会社」って、どんな会社ですか?
- 篠原
- 例えば、こんな「かみとあそぼ」というイベントをやるなんて、この規模で実際にやる所はないですよ。
僕が「こういうふうにしたいな」と色々話したことと、すごく似ているというか、もう既にやっているというか。そういう会社は本当に無いですよね。
- 工藤
- 何だろうな、なんでやりたかったんだろうな…。
- 篠原
- 僕があんなことをやりたい、こんなことをやりたいと言うと、周りからすると、異端児扱いなんですよ。「変わっている」という感じなんですよね。
- 工藤
- 私は、そんなふうに思わない。
- 篠原
- でも、工藤さんを見ると、僕が考えていることも既にやっていたりするから。
- 工藤
- 俺も異端児になりたいね。「異端児」と呼ばれたい俺も(笑)。
- 篠原
- 呼ばれますよ(笑)。
- 工藤
- カッコいいじゃないですか、異端児。でも、子供は異端児であってほしいですよね。
- 篠原
- 僕もそう思います。
- 工藤
- 私はすごく偏った子供観があるので、何でもオッケーなんですよね。ただ、電車の中とか新幹線の中で走り回るとか、そういうのはダメなんですよ。そういうことではなくて、今の親はすごく規制するじゃないですか。子供の行動範囲とか、やっていいこと悪いことを。そういうのがすごくイヤだなと思って、それが日本を悪くしているなという気がするんです。
クリエイティブな発想力のない親が、子供をどんどんつまらない人間にさせているというか、そうじゃなくて、もっと自由に好きなことをさせればいいと思うんですよね。あとは、本質的には、子供と遊びたいという、ただそれだけなんですけど(笑)。ぜひ、時間があれば「かみとあそぼ」に来てくださいよ。
- 篠原
- 面白いですね。ぜひ参加させていただきます。
- 工藤
- どれだけ来るかわかりませんけど、輪が広がっていけば、全然違う人が講師になって、子供たちに何か教えるプログラムとか、色々なものが開発されれば、「あそこは毎週やっているよね」という感じも、もしかしたらできるかもしれないし、ネットワークが広がっていけばいいなと思っています。
今回の対談で、「製本でお客様に感動をあたえたい」という篠原社長の強い思いを感じることができました。
篠原社長が職人として過ごした経験や築き上げた技術力が、提案型のものづくりを支えているのだと知ることができ、
可能性から考える姿勢が、ものづくりの可能性を広げる第一歩だと教わった気がします。
印刷と製本と工程は違えど同じ業界のものとして、篠原社長の秘話をお聞きすることができ大変勉強になりました。
今後も製本業界を牽引する会社として、篠原社長のご活躍を心よりお祈り申し上げます。