ツクリテオモイ

No.003 創意と工夫

物事を良い方向へ導き出すために新しいアイデアをひねり出すこと。そんなこと、どうしたら思いつくんだよ!新たに始めるとき、必ずこんな声が出ます。その声が大きければ大きいほど、効果はあるなと確信するのです。2010年から製造現場には、オリジナルの時間管理法があります。それは、準備時間と使用する資材や作業内容など、様々な諸条件を機械の稼動に乗じたものです。この様々な諸条件とは、直接観測法にもとづき定期的に算出しています。以前は、作業時間も担当者任せ、作業量も終わる時間もバラバラでした。時間管理の実施に際し、製造スタッフは猛反対でしたが、明日の作業量が可視化されている今では他の機械の状況も、1週間分の予定も全員が共有できるようになり、逆算してプライベートの予定も立てやすくなりました。スケジュールの管理ができているからこそ、正確な納期も担保されます。その後、修正を加えること数回、いまでも少しずつ変化しその精度を高めています。ほかにも作業を始める前に、必ず上長確認を通しています。当たり前のことかもしれませんが、慣れからくる思い込みや、疲労などが原因のうっかりミスを防止するためです。チェックシートや掲示物など色々試してみましたが、上長にも責任感が増したこの方法が、結果的にミスを減らす効果的なルールとなりました。新しいことを始めるときには、多かれ少なかれ反対意見が出ます。しかし、不安と期待が織り交じった変なワクワク感もあります。浮き足立つことは、決して悪いことではないのだと思います。それは、現状から重い腰をやっと上げ、この機会を活かし組織を成長させることに繋がるからです。まず、できるだけ簡単なことを取り入れて成功体験を積み重ねることで、達成感を味わい常に変わることへの意識づけが大切です。私たちは、成功事例を見つけては、何とか自分たちの流儀に落とし込み実践してみます。「現状維持は後退」との言葉があるように、常にアイデアを思い巡らせ、現状を変えてみる。大切なことは勇気よりも覚悟だと思っています。現場には創意と工夫次第で、出来ることがまだまだあります。

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